Q.骨粗しょう症とは、どんな病気ですか?
A.骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気を「骨粗しょう症」といいます。
骨粗しょう症により骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまう事が有ります。
がんや脳卒中、心筋梗塞のように直接的に生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折から、介護が必要になってしまう人も少なくありません。
骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状が無いことが多く、定期的に骨密度検査を受けるなど、日ごろから細やかなチェックが必要です。
Q.骨粗しょう症の原因は何ですか?
A.骨密度は女性の場合、18歳くらいでピークに達します。その後40歳代半ばまでは、ほぼ一定を維持しますが、女性ホルモンの関係により、50歳前後から低下していきます。
加齢によって骨密度が低下するのは、腸管でのカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。
加齢とともに生じる生理的な変化は、ある程度やむ得ないことかもしれませんが、出来るだけ若いころから、食事や運動に気を配ることで骨密度の減少を抑えることが出来ます。
Q.骨粗しょう症の診断について教えてください。
A.骨粗しょう症の診断には、色々な方法がありますが、当院では手のレントゲンを撮る方法で検査しています。(骨密度検査)必要に応じて背骨のレントゲン検査や血液検査も行います。
骨粗しょう症は主に骨密度と骨折の有無によって診断されます。骨折は本人が自覚していない脆弱性骨折(転倒、もしくはそれ以下のわずかな外力で生じた骨折)の場合もあり、診断の為にはレントゲン検査が必要になります。
骨粗しょう症の診断基準
① 背骨または大腿骨に、外傷以外による骨折がある場合
② 背骨や大腿骨に、外傷以外による骨折があり骨密度が若年者の80%未満の場合
③ 骨折はなくても、骨密度が若年者の70%以下の場合
① ~③のいずれかに該当する場合が「骨粗しょう症」です。
Q.骨粗しょう症の治療はどのようなものがありますか?
A.お薬による治療が主体になります。
年齢や血液検査などを考慮して、治療薬を決めていきます。
骨粗しょう症の治療薬は大きく3つに分類されます。
① 骨吸収を抑制する薬
骨吸収がゆるやかになると、骨形成が追いついて新しい骨がきちんと埋め込まれ、骨密度の高い骨が出来上がります。
② 骨の形成を促進する薬
③ その他
Q.ワイヤーを爪に入れるとき、痛くありませんか?
A.爪に小さい穴をドリルで開けます。爪は、痛みを感じません。ただ、爪の周りに炎症がある場合は、刺激で痛みを感じる事が有りますので、その際は、遠慮なくおっしゃってください。
Q.ワイヤー治療は、どのくらいの頻度で通院するのですか?
A.巻き爪の状態にもよりますが、最初は爪が平坦になって行くに従って、ワイヤーが爪の横からはみ出して来ますので、靴下に引っかかる等ありましたら、早めに受診してください。その後は、爪が伸びて爪切りが必要になられたら受診していただき、ワイヤーの入れ替えと、爪切りを行います。
Q.ストッキングが破れたりしますか?
A.爪からワイヤーが出てくると、そのようなことが起こると思います。皆さん、絆創膏を貼られたり、テープを貼られたりしておられます。(テープを剥がす時にワイヤーがはずれてしまわないように注意してください。)
Q.ワイヤーが外れたらどうしたらよいですか?
A.速やかに受診してください。挿入しなおします。(外れたワイヤーをなるべくお持ちください。)
Q.ワイヤー治療は自由診療ですが、料金を教えてください。
A.初診料 3.000円
処置料 1.000円(1趾)
ワイヤー代 4.400円(2~3趾使用できます)
合計8.400円(税込)
ワイヤーの切断・ 処置料 500円
合計500円(税込)
再診で、爪切りとワイヤー入れ替え
再診料 2.000円
処置料 1.000円(1趾)
合計3.000円 (税込)
受診の際は爪を伸ばした状態でお越しください。爪が短いとワイヤーが挿入できません。